スマートロックのレンタルサービス導入って実際どうなの？

はじめに

スマートロックは製品が様々発売されており、一般家庭での利用に向いた製品もあれば、オフィスやレンタルスペースなどの施設管理者向け（ビジネス利用）に向いた製品もあります。今回は構造計画研究所がRemoteLOCK(リモートロック)のレンタルをサービスを始めたとのことで、改めてレンタル導入のメリット・デメリットについて考えたいと思います。

RemoteLOCK(リモートロック)について

暗証番号式・Wi-Fi型のスマートロック「RemoteLOCK（リモートロック）」は、構造計画研究所が提供しているビジネス向けのスマートロックです。クラウドシステムから暗証番号を発行し、ホテルや民泊などの宿泊施設、無人店舗、レンタルスペースなどの入退室管理が可能です。

また、他の製品と比べて、APIを介した予約サービスとの連携に力を入れており、暗証番号の自動発行・通知によりスタッフの窓口業務を低減できる点が特徴となっています。

RemoteLOCK(リモートロック)のレンタルサービス

RemoteLOCKは2022年1月12日からレンタルサービスを提供開始しました。レンタルサービスは、「事業立ち上げ時の初期経費を抑えたい」、「固定資産を増やしたくない」といった顧客ニーズに応えるもので、初期費用は不要で月々5,500円(税込)の定額でスマートロックおよびクラウドシステムを利用可能とのことです。

出典：【初期費用ゼロ、月々定額制】暗証番号式スマートロック「RemoteLOCK（リモートロック）」がレンタルサービスを本日より開始

対象製品はRemoteLOCK 5iのみとのことです。このサービスは事業者向けですので、自宅のドアにRemoteLOCKをつけたい！という場合は購入をご検討ください。

公式サイト：RemoteLOCK(リモートロック)

スマートロックをレンタルするメリット

スマートロックのレンタルといえばRemoteLOCKに限らず、Qrio LockがRentio(レンティオ)でレンタルを始めておりますし、月額料金による課金という点ではbitlock(ビットロック)もあります。

そんなスマートロックを購入せずにレンタルするメリットを挙げると以下となります。

■RemoteLOCKをレンタルするメリット

・スマートロックを導入する際に必要な本体価格や取付工事費、クラウドシステム料は全て月々の定額レンタル料 税込5,500円/台に含まれるため、ビジネスの初期投資を抑えられる

・拡張性の高い「ビジネススタンダード」のクラウドシステム利用料が含まれています。組織に応じた管理権限設定やグループ化、スケジュール設定はもちろん、決済機能を備えた各種予約システムと連携した高度な管理などが可能です。

・レンタル期間はトラブルがあった場合も、通常使用での不具合・故障は新品と交換してもらえるようです。

スマートロックのレンタルサービスとの比較

レンタルという点では現在はQrioとRemoteLOCKの2社ですが、初期費用がかからず月額費用が発生する料金設定のスマートロックは、RemoteLOCK以外にもAkerunとbitlockがあります。ここで月額料金モデルの比較をしたいと思います。

Akerun Proはホームページ上では価格を公開しておりませんが、2020年に問い合わせた際にakerun Proは月額17500円(税別)でした。家庭向け製品ではありませんので、正確な金額を確認したい方は見積もりを依頼することをおすすめします。

費用面ではbitlockが安価で導入しやすそうですが、レンタルスペースや宿泊施設にスマートロックを導入する場合は、実績の面でRemoteLOCKはおすすめです。

まとめ

RemoteLOCKは工事取付が必要であったり、購入の場合は初期費用がかかったりと、導入ハードルが高めなスマートロックでしたが、ここにきてレンタルサービスが開始しました。

利用事例での評判を見る限りは、非常に快適なスマートロックであることは間違いなさそうなので、施設管理者は検討してみてはいかがでしょうか。

公式サイト：RemoteLOCK(リモートロック)