スマートロック:Qrio Lockとは
Qrio株式会社が提供するスマートロック。正式名称はQrio Lock(キュリオロック)。
両面テープでカンタン後付けタイプの製品で、初版のQrio SmartLockから後継のQrio Lockになり第2世代。提供元のQrio株式会社は2014年12月に設立されたソニー系のベンチャーで、設立時はジョイントベンチャーでしたがその後2017年にソニーの完全子会社になっています。
料金や仕様
提供開始時期 | 2015年 |
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電源・バッテリー | CR123A電池(リチウム電池) 4本(2本×2セット設置) |
設置 | 両面テープによる簡単取付。 (カギの機構はなし) |
通信方式 | Bluetooth |
使い方 | アプリによる施錠、開錠 |
価格、販売モデル | 本体の買い切り製品。25,800円/台。オプション製品あり。 |
メーカーコンセプト
カギが自由になる生活。
ライフスタイルが、もっと自由になるスマートロック。
Qrioは、2015年スマートロック元年に発売された後付けタイプのスマートロックの1つです。スマートロック製品の中では特にコンシューマ(家庭利用)向けに特化した製品です。
いわゆるスマホアプリで開閉する機能の他、いくつかのオプション製品が発売されています。
Qrioの使い方について
開け閉めの方法
Qrioは、スマホアプリでカギの開け閉めができる製品のため、まずapp storeやGoogle Playからアプリをインストールして、購入したQrioをスマホに登録します(オーナー登録)。
登録が完了していると、ドア(Qrio)の前でアプリを起動し、施錠/解錠ボタンを押すと鍵がウィーンと動きます。
招待の方法
- 家族や友人、設置した施設の利用者を招待は、Qrioのアプリから招待をするとURLリンクが飛びます。
- 招待を受け取った知人は、リンク先でアプリをインストール。インストールすると招待されたQrioが利用できるようリクエストを送ることができるようになります。
- 招待した人リクエストがあると、所有者のアプリに表示されます。承諾ボタンと押すと招待が完了します!
合鍵を受け取ると、招待された人はQrioのアプリを起動してワンタッチで施錠、開錠ができます。
ドアの前でアプリを起動して、アプリのボタンをタッチすると施錠、開錠が切り替わります。
Bluetoothなので環境により異なりますが、ドア前か数mくらいの距離の範囲内であれば操作ができます。
導入や設置方法
後付けタイプのため、現在のシリンダーキーに適合すれば工事不要で両面テープのみですぐに設置が可能です。設置できるかは公式HPで確認してください。
( 両面テープの後付けタイプは、設置した時にドアが汚れていたり、金属ドアで結露が激しかったりすると、滑落や動作不良の原因となる場合があります。設置の際は、ドアを綺麗にしてから2度貼りしないように気をつけましょう。)
amazonで販売されています。
Qrioの機能
カギを、スマートフォンアプリから開錠、施錠できるようになります。
開け閉めには3つタイプがあり、「常時利用」 「繰り返し」「一時利用」の3つです。常時利用はいつでも、一時利用は開始時間と終了時間で、繰り返しは曜日で入れるかどうかを設定できます。
アプリでの開錠でない使い方としてQrioがいくつかのオプションを持っています。
キーパッド:
Qrio keypad : 両面テープで貼り付ける指定のテンキーで開けることができます。
キーパッドは元々法人で限定的に提供されていたましたが、モデルがQ-SL1からQ-SL2にあがった際に廃止になりました。
スマートスピーカー:
Qrio Hubというゲートウェイのオプション製品と、AmazonのスマートスピーカーAlexaを両方購入すると、
Alexaを通じて、Qrioの鍵を閉めることができます。
ただし「解錠」することは出来ないのでご注意を。
よくよく考えると、スマートスピーカーに呼びかけるだけで誰でもカギを開けれてしまっては困るので仕方ないのかもしれません。
用途としては、部屋内から玄関まで行かずに閉め忘れ対応など限定的にはなりますが、スマートスピーカーで鍵を操作できるという体験ができます。
おすすめの使い方
自宅(賃貸住宅)のドアに取り付けて、手軽に自宅をスマートロック化ができます。
家族利用や、一人暮らしで気軽に友人を自宅に呼びたい場合や、スマートスピーカー等と連動させて自宅のIoT化をしたい人にはおすすめの製品です。
法人利用の場合、オーナーからアプリ経由で招待することを考えると用途が限定されるため、数名の小規模オフィス等では使い勝手がありそうです。
比較されるスマートロック製品
家庭向けのスマートロックとしては、sesami(セサミ)が比較されます。
またQrio自体はあくまで個人向けなので、法人用途で考えた場合には、Qrio + Qrio Hubに対して
法人施設管理ができるninja lockやRemoteLOCKと比較されます。