政府の空き家対策として「空き家等対策の推進に関する特別措置法」が開始され、固定資産税対策として空き家を活用したいと考えている方は多いと思います。
しかし、空き家を活用することにはメリットだけでなくデメリットもあります。
今回の記事では空き家を活用することのメリット・デメリットとともに、空き家を有効活用した事例もご紹介します。
これから固定資産税対策として空き家を活用していきたいとお考えの方は、記事の内容を参考にして最も良いと思われる活用法を考えてください。
空き家を活用するメリット
空き家を活用するメリットは、利益につながることです。
空き家を賃貸物件にしたり、シェアハウスや民泊として貸し出したりすれば、利用者から収益を得ることができます。
もちろん、そのまま活用することが難しい状態であればリフォーム・リノベーションが必要となりますが、費用をかけて修繕しても、家賃や利用料金を得られれば長期的にプラスになる可能性は十分あります。
物件を活用せずに放置すれば全く利益が生まれませんが、活用によって収益源となるのは大きなメリットです。
空き家を活用するデメリット
空き家を活用するためには、セキュリティ対策が必要です。
セキュリティ対策が必要となる理由は、外部からの侵入者を防ぎ利用者の安全を守ることと、利用者にマナーを守って正しく利用してもらうことの2つ。
いずれのセキュリティも両立させるには、ピッキングに強い最新式の鍵を導入することや、利用者の入退室履歴が残り、遠隔で鍵の使用可否をコントロールできる電子キーの導入を検討する必要があります。
利用者の入退室を管理できれば、不正利用や家賃滞納に対応しやすくなるでしょう。
空き家を安全に活用するためには、セキュリティに気を配らなければならないことが最大のデメリットとなります。
空き家の活用事例をご紹介
それでは最後に、空き家を有効活用した事例をご紹介します。
農業体験ができる民泊
岩手県の空き家を、農業体験ができる民泊として有効活用した事例です。
岩手県一関市の地域的特色を活かし、農業や砂金採り、動物の世話などの体験ができることを魅力として押し出した民泊。
3部屋あり、収容人数は9人と規模は大きくありませんが、ツーリングや登山、合宿などを行う人の拠点として頻繁に利用されているそうです。
空き家を活用しながら体験を提供することで、地域の活性化も図ることができた民泊の成功事例です。
空き家を「コンセプト型賃貸物件」として活用している事例もあります。
コンセプト型賃貸物件とは、「DIY可能」「楽器演奏用」「カップル専用」など、なんらかのコンセプトを掲げた賃貸物件のこと。
通常の賃貸物件では難しいことを可能にすることで、ニッチな利用者を集められるはずです。
コンセプト型賃貸物件への活用は、アイデア次第でさまざまな利用者を集客できる好事例だと言えます。
空き家の活用はメリットとデメリットを押さえてから
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで空き家を活用するメリットとデメリットがご理解いただけたと思います。
空き家を安全に活用するためには、外部からの侵入を阻止し、物件を守るためのセキュリティ対策を施すことがポイントです。
実は生体認証はスマートロックでも活用が可能です。
スマートロックの製品でどんなものがあるのかを知りたい方はこちらがおすすめです。