スマートロックについて調べていると、「クラウド入退室管理システム」という言葉と出会うことが少なくありません。両者の違いをわかりやすく説明している製品は少ないので、違いや関係がわからず困っている方が多いのではないでしょうか。要点をまとめると、スマートロックは通信機能を備えた鍵、クラウド入退室管理システムはスマートロックなどを用いた入退室管理システムのひとつといえます。
このページでは、クラウド入退室管理システムの概要と目的などをわかりやすく解説しています。以下の情報を参考にすれば、どのような場面に適しているかなどがわかるはずです。理解を深められずお困りの方は、参考にしてください。
クラウド入退室管理システムについて
クラウド入退室管理システムは、スマートロックなどで集めた情報を、入退室管理に利用するシステムあるいはクラウドサービスです。具体的には、暗証番号・ICカード・スマートフォンアプリなどの認証方法を用いることにより、入室権限の管理や入退室履歴の確認などを可能にしたシステム、あるいはクラウドサービスといえます。特徴は、クラウドサービスであるため、インターネット環境があればどこからでも入退室管理を行えることです。
クラウド入退室管理システムの目的
クラウド入退室管理システムを導入する主な目的は以下の3点です。
入退室管理業務の効率を高める
導入により、クラウド上で社員の入室権限を管理できるようになります。したがって、人事異動があったときに、ICカードを回収するなどの手間がかからなくなります。
勤怠管理を正確かつ効率よく行う
勤怠管理システムと連携させることで、最初に部屋に入った時間と最後に部屋を出た時間をもとに正確な労働時間を把握・記録できます。したがって、勤怠管理の業務負担を減らせます。
オフィスのセキュリティを高める
個人単位で入室権限を設定できるうえ、入退室履歴も確認できるため、オフィスのセキュリティを高めることもできます。また、クラウド上で権限を変更できるため、鍵を紛失したときもオフィスの安全を守れます。クラウド入退室管理システムは、オフィスのセキュリティ向上に役立ちます。
参考に、おすすめのクラウド入退室管理システムを紹介します。
RemoteLOCK(リモートロック)
RemoteLOCK(リモートロック)はインターネット上で電気錠を管理できる製品です。スマートロックのRemoteLOCKと連動することもできます。解錠はテンキー・QRコードなどで行えます。強みは自動ドアなど幅広いドアを管理できることと大掛かりな配線工事を必要としないため増設などを行いやすいことといえるでしょう。本体機材一式の価格は35万円~となっています。
KEYVOX(キーボックス)
KEYVOX(キーボックス)テンキー・アプリ・ICカードで解錠できる製品です。単に入退室履歴の管理などを行うだけでなく、宿泊・時間貸しビジネスの業務を効率化できる点が強みといえるでしょう。具体的には、業務アプリで予約・決済・本人確認・在庫管理などを行えます。利用料金は、通常プラン1部屋で製品代71,150円、月額費用5,000円となっています。
PicoA(ピコア)
PicoA(ピコア)は、鍵や錠前の総合メーカーである美和ロックが提供している製品です。強みは、電気錠・カードリーダー・アダプタを設置するだけでよいことと従来型のシステムに比べ導入コストが半分程度になっていることです。室内に設置するリーダーで、カードの登録と抹消を行えるなど、管理が簡単な点も見逃せません。製品価格は、取り付け費用別で150,000円となっています。
入退室管理の強化になどクラウド入退室管理システム
クラウド入退室管理システムについて解説しました。導入することにより、入退室管理・勤怠管理・セキュリティを強化できます。興味のある方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
実は生体認証はスマートロックでも活用が可能です。
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