多くの企業から、利便性が非常に高いという理由で導入されているのがスマートロックです。スマートロックとは、具体的にどのようなものなのでしょうか。このページでは、スマートロックの概要を解説するとともに導入するメリット・デメリット、選び方などを解説しています。以下の情報を参考にすれば、自社に合った製品を選べるようになるはずです。
スマートロックとは?仕組みとメリット・デメリットを知る
スマートロックは、遠隔からも管理できる通信機能をもった鍵です。スマートロック自体が錠前機構を有しているものと錠前機構は有さないもの(既存のサムターンに取り付ける後付タイプ)に分かれますが、いずれもITで解錠・施錠の認証が可能で、通信はWi-FiやBluetoothなどで行います。スマートロックには、以下のメリットとデメリットがあります。
スマートロックのメリット
スマートロックのメリットは以下の通りです。
・スタッフ間の鍵の受け渡しを行わなくてよい
・渡した鍵を削除することができる
・有効期限を設けた鍵を渡すこともできる
・鍵の紛失や盗難などの恐れがほとんどない
・外部から解錠・施錠を行える
・外部から解錠・施錠の履歴を確認できる
スマートロックのデメリット
とても便利なスマートロックですが、デメリットもあります。導入を検討している方は、以下の点に注意しましょう。
・イニシャルコストのほかランニングコストもかかる
・スマホ、あるいは本体のバッテリーが切れると操作できない
・後付けの場合、設置可能なスマートロックが限られる
・通信機能を有するためセキュリティのリスクが存在する
スマートロックを選ぶ時のチェックポイントとは
スマートロックは以上の特徴がある鍵です。選ぶ前にチェックしたいポイントを解説します。
費用・予算
最初にチェックしたいのが、スマートロックの費用と予算です。スマートロックの設置には、製品費のほか設置工事費、運用費がかかるので注意しましょう。また、設置工事を行った場合、退去時に原状回復費を請求される恐れもあります。費用の合計を算出したうえで、予算と照らし合わせることが重要です。
取り付け方法
スマートロックは、工事を必要とするものと、工事をほとんど必要としないもの(両面テープで貼り付けるなど)に分かれます。設置場所の状況により、適しているタイプは異なります。製品を選ぶ前に、どちらのタイプに自分の使い方にあっているのかスマートロックの取り付け方法と設置場所を確認しましょう。
機能
スマートロックの機能は製品で大きく異なります。具体的には、鍵を複製できる本数、管理権限の設定、シリンダーの有無、非常用バッテリーの有無などに違いがあります。製品の詳細を調べて、自社に合っているものを選ぶ必要があります。
おすすめのスマートロックはどれ?
最後に、おすすめのスマートロックを紹介します。
Akerun pro
両面テープで取り付けるタイプのスマートロックです。錠前機構は有していません。アプリによる解錠・施錠とカードキーで解錠が可能です。Akerun proのアプリをダウンロードしているユーザーに、電話番号から合い鍵を渡せる機能などを有しています。
Ninja Lock
両面テープで取り付けるタイプのスマートロックです。こちらも錠前機構は有していません。アプリによる解錠・施錠が可能で、テンキーとカードでも解錠・施錠を行えます。アプリ上で鍵の共有が可能で、時間制限をかけることなどもできます。設定した時刻に、自動で鍵の解錠・施錠を行える点も魅力です。
※ テンキーパッドのオプション製品の販売が終了しました。
Remote Lock
錠前機構を有していて、工事で設置するスマートロックです。アプリがいらず、テンキーで解錠を行えます。時間制限をかけることができ、アプリがなくても沢山の人が利用できることが魅力です。自動施錠がない製品と、自動施錠つきの製品があります。
スマートロックでオフィスをより快適な環境に
遠隔からも管理できる通信機能を持った鍵をスマートロックといいます。スマートロックには、鍵の受け渡しを行わなくてよい、鍵に有効期限を設けられる、鍵を紛失するリスクが小さくなるなどのメリットがあります。
スマートロックを導入することで、オフィスの快適さがアップするはずです。また、鍵の管理などに問題を感じている方は、スマートロックを検討してみてはいかがでしょうか。