「スマートロックを設置したいけど、水に濡れても大丈夫なの?」と疑問を抱いていませんか。野外や水を使用する環境に設置する場合、心配になってしまいますよね。結論から述べると、このような環境であってもスマートロックを設置することは可能です。ただし、すべてのスマートロックを、問題なく設置できるわけではありません。
このページでは、スマートロックの防水性能について解説するとともに、防水対応のスマートロックなどを紹介しています。以下の情報を参考にすれば、野外などにどのような製品を設置すればよいかがわかるはずです。雨などに濡れることが心配な方は、参考にしてください。
スマートロックは防水に対応しているのか
スマートロックは、防水に対応している製品と防水に対応していない製品に分かれます。室外に取り付けるタイプは、防水に対応していることが多いといえるでしょう(防水に対応している製品でも保護能力は異なります)。雨や雪などにさらされることを想定しているからです。
一方で、室内に取り付けるタイプは、防水に対応していないことが多いといえます。ドアの内側に取り付けるため、長時間にわたり雨や雪にさらされることは基本的にないからです。スマートロックには防水に対応している製品と防水に対応していない製品があるため、各製品の特徴と使用環境を確かめてから選択することが重要です。
防水対応していないスマートロックの対策方法
防水対応していない製品、あるいは防水に対応していても保護能力がそれほど高くない製品を、雨や雪にさらされる環境や水を使用する環境で使用したいケースがあるはずです。このようなケースでは、何かしらの対策が必要になります。試してみたい対策は以下の通りです。
市販の防水カバーを使用する
野外に取り付ける場合は、インターホン用の防水カバー(製品を囲むカバーのようなもの)をスマートロックの上に設置して、雨や雪を防ぐことができます。基本的には、両面テープで貼り付けるだけなので設置は簡単です。
ラップでカバーする
水しぶきが飛ぶ恐れがある場合は、スマートロックをラップで包んでカバーするとよいでしょう。一時的ですが、水しぶきから製品を守ることができます。
防水機能のあるスマートロック
参考に、防水機能を搭載しているスマートロックを紹介します。
RemoteLOCK
宿泊施設やレンタルスペースを中心に50,000台以上の導入実績があるスマートロックです。特徴は、テンキー式なので誰でも簡単に鍵を開けられることと、入退室管理など鍵に関連する業務をクラウド上で一元管理できることです。取り付け工事を必要としますが、簡単には取外せないので不特定多数の方が出入りするオフィスなどに最適と考えられます。
防水性能はRemotoLOCK5iがIP54、RemotoLOCK7iがANSI Grade2を取得しています。ともに生活防水相当なので、野外で使用する場合は防水カバーを使用するとよいでしょう。
ninja lock M
美和ロックと共同開発した信頼性の高いスマートロックです。主に賃貸住宅向けの製品として利用されています。特徴は、テンキー・アプリ・専用カードキーで解錠できることとオートロック・タイマーロック機能を備えていることです。設置にドアの追加工事を必要としない点も見逃せません。
防水性能は室外機がIPX5保護等級5、室内機がIPX2保護等級2です。一般的にIPX5からが完全防水相当(噴流水に当たっても有害な影響を及ぼさな
) IPX5からが完全防水相当(噴流水に当たっても有害な影響を及ぼさない)、IPX2は生活防水相当といわれています。ただし、IPX5は噴流水に対する保護なので浸水には対応できません。
濡れる環境では防水対応のスマートロックを選びましょう
スマートロックの防水性能について解説しました。野外などで使用する場合は、防水対応の製品をおすすめします。RemoteLOCK、ninja lock Mなどを選んでみてはいかがでしょうか。
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